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せいげんいん日記(Facebook)
【まあいいか】
昨年末、緩和ケア中の50代の男性が納骨堂「梨のさと」を契約された。
それまで看護をしてくださっていた最愛の奥様は半年前に急死されたとのこと。
納骨壇には奥様の遺骨とたくさんの写真を飾られた。自分の写真も飾って自分も入る準備も整えられた。
先日、そのご主人も命を終えられた。葬儀も戒名も必要ないとのことだったので、ご遺骨が清元院に届くのを待って納骨となった。
ご夫婦の遺骨とたくさんの写真や思い出の品に飾られた納骨壇を前に読経をしていると、色々な思いが巡った。
奥さんは彼を残してどんな思いで旅立ったのだろう。彼は残された時間をどんな気持ちで過ごしたのだろう。
あの世で2人が出会い、笑顔で「待たせたね」「お疲れ様」と言葉を交わす光景が目に浮かぶ。
お経の声がつまり涙が止まらなかった。読経に専念しなければ……と立て直そうとしたがダメだった。
僧侶が読経中に泣くことには賛否があるだろう。読経に没入できないのは僧侶として未熟だと言われても仕方のないことかもしれない。
でも私にはそれしかできなかった。
そして、その時の気持ちも忘れてはいけないものだとも思う。
幾つになってもこうして右往左往しジタバタしながら生きて行くのも……まあいいか。
#泣き虫坊主
#清元院
#縁をつなぎ安心をとどけるお寺
投稿日 2026-01-20 / いいね! 10

